ミムラ写真研究所: 6月 2008

2008年6月17日火曜日

リコーR8の実力その1

 

リコーのデジタルカメラは、あまり、一般的ではないが、レンズやカメラの性能がいいことで、プロの間では有名でサブカメラとして使用している人が結構多い。とゆうのは、リコーは、昔は、カメラを作っているメーカーの一つだったのである。古くは、二眼レフ等のカメラの製造をしていた。
 そして、今ではコンパクトデジタルカメラの性能の良い機種を何台か出しているメーカーである。
 コンパクトカメラでも、いくつかの個性的な名機を出しているのだ。だからこのような性能の良いデジタルカメラが作れた下地が出来たのだろうと思えるぐらい、R8は性能の良いカメラだと使用してみて実感した。
 オートフォーカスの選択が一眼レフデジカメタイプのカメラには搭載されていない性能で、任意に選択できる点は使いがてが良いと思う。この自由に移動できるのは、かなりの便利さでプロ用のデジタルカメラの一つの要素に待ってくるだろうとの予感さえ感じてしまった。もちろん、AF+AEの連結も出来るし、それぞれ別にして計ることも出来るのであるから凄い。
 もちろん、レンズは、28ミリから200ミリのズームレンズなのだが、性能は問題なく良い。周辺の流れもないし、解像度はかなり、この高倍率ズームレンズでは良い方だと思える。実際に仕事として使うのは、50%の画像の大きさだったら問題なく使えるレベルなので、A4より大きい原稿でも問題なく使えそうである。JPGの4分の1しかないのが残念ではあるが、操作性は、自分にとって今までのデジタルカメラの中では群を抜いて使いやすいカメラだ。
 レンズ性能がいいことは、問題なくシャープな写真を創れる道具であることは間違いない。画像は、キヤノンEOS1DsMark2と比べている。両方ともjpgの画像である。ただし、さすがにEOS1DsMark2は、原寸より300倍に拡大しても使える画像だが、R8は拡大しては使用できない。やはり、50%が限界である。その理由は、センサーの大きさの違いからくるものであろうと思われるが、その比較は、MARK2の消費税にもならない値段を考えればこのカメラの性能と実力のコストパフォーマンスが優れているかが伺える。
 またシリーズとしてこのカメラのテストレポートを近いうちに報告したいと思う。