ミムラ写真研究所: 2月 2008

2008年2月29日金曜日

ミムラ写真研究所 No.8 取り残された街/シグマ24−70mmF2.8EX DGのレンズテスト


今まで、レンズレポートをしていたが、ミムラ写真研究所では、風景や街の景色を通して、レンズ性能を検証して行く方法をとってみようとする試みをしてみることにする。

 第一弾は既に試してみたのだが、M42のレンズマウントをキヤノンの1DsMark2に装着して撮影したものがあるので、下記からアクセスしてほしい。

http://gallery.mac.com/mimura3#100120

 今回は、シグマのレンズの広角ズームレンズになるのか、標準ズームレンズになるのかのレンズ領域の24から70mmF2.8EX DGのレンズを使用してみた。

 このレンズは35mm版も撮影できるレンズであるとシグマ側ではうたっているが、24ミリ領域では周辺が流れるし、70ミリ領域でも同じように画像の周辺が流れてしまう。フルサイズで使用するには難しい。

 しかし、28ミリから60ミリのレンズ領域ではそのようなことはなく、奇麗なトーンで画像が結ばれる。また、コントラストの低くめが功を奏して、画像をRAWで加工することを前提とするならば、いいレンズだ。

 もちろん、APSサイズのセンサーなら問題なく、いい画像は結ばれる。24mm側でも、70ミリ側でも40センチまで近づけるのはいろいろと幅のある撮影が出来る。

ただ、解放値がF2.8と明るいせいか、レンズの重さと大きさはほかのレンズに比べると大きいかもしれない。レンズのフィルター口径は、82mmあるのでその大きさが解る。

 下の作例の写真だが、このような場合、普通のレンズであれば、有刺鉄線が白い部分では飛んでしまうことがだいたいなのだが、奇麗に残っているのも、このレンズのコントラストの抑えめの結果になって出ている。

このアルバムは、下記からみてほしい。

取り残された街/シグマ24-70mmF2.8EXDG

http://gallery.mac.com/mimura3#100128


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2008年2月27日水曜日

古いレンズをデジタルで楽しむ/ヤシカ50mmF1.4


 今から40年以上前のレンズである。たまたま、親戚が物置を探していたら出てきたカメラの中にヤシカの一眼レフがあり、それについていたのがこのレンズだった。スクリューマウントM42の口径のレンズだったので、早速、ネットよりキヤノンのマウントに変換するアダプターを買い、撮影することにした。

 レンズの性能は、50mmのわりには歪みの出やすいレンズで、樽型になる。フルム時代のレンズは、一般的にコントラストが高いレンズがいいレンズとされている傾向があったが、私の持論では、コントラストが低いレンズの方が画像の加工は柔軟な気がしている。その点では、このレンズは楽しいレンズの一つで、コンピュータ設計ではないので、今のレンズとは違い個性のあるレンズになっている。
 外観は、ライカのレンズをまねたようなデザインで、重量感があり、コシナーが作っている懐かしいレンズの様相だ。絞りは、半絞りのクイックがなく、ピントを合わせるヘリコイドリングの油は固めである。
 キヤノン1DsMark2に装置したところ、3メートルより遠景の場合は、後ろのレンズがカメラ側に伸びてきてカメラにエラーマークが出てしまう。撮影の結果は、画像の下の部分の画像がけられてしまう状態になった。
 40Dでは、元々がデジタル専用のレンズの後部が出ているので、何も問題なく撮影できた。ピントの山は掴み易く、F5.6までならピントは気にならなかった。
 元々、35mm用のサイズのレンズなので、デジタルで撮影するのには、中心部分の解像度のよいところを使用しているので問題がなかった。晴れの日に持ち出して撮影すると、コントラストが弱いので、意外にいい結果の写真が撮影できるかもしれないコントラストソフトレンズである。

このレンズで撮影したものをwebのアルバムにしてみたので、下のサイトからご覧下さい。

http://gallery.mac.com/mimura3#100120


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2008年2月15日金曜日

ミムラ写真研究所 No.6 デジタルのデータをフイルム風に変換するソフトDxOFilmPack



 このソフトは、デジタルデータをフィルム状に変換するソフトで、ポジフイルムの銘柄と粒状性を設定し、その雰囲気に変換するソフトだ。デジタルとは、逆行すると思われるが、個性のなくなりつつあるデジタル画像処理に楽しみを得られるソフトである。
 例えば、コダックのトライXの白黒のフィルムの処理などは、粒状性やコントラストを変換できる点では、昔からアナログ写真をしているものにとっては楽しい作業ではないだろうか。今はないコダクローム25などは、私にとっては感動もののひとつである。また、白黒の処理等もただ選択して処理できるので簡単に処理できる。
 フォトショップCS以降とエレメント4.5以降に対応しているプラグインソフトで、フィルター処理として行われる。元々は、画像を処理するDxOという画像ソフトのものである。
 販売元は、画像ソフトの供給で知られているSOFTWARE Tooである。価格は12,800円。

2008年2月14日木曜日

ミムラ写真研究所 No.5 撮影に便利な光る小町の補助光

 フラッシュの光に反応してスレーブ撮影が出来る小さなフラッシュ光る小町を使って、撮影台と組み合わせて撮った写真が左の写真。

 撮影台の下の部分を10センチ程浮かして、光る小町を瓶の下に設置してメインのライトは、左後方45度のライティングで撮影したもの。
 カメラは、キヤノンEOSデジタルKissXにニコンの50mmF1.4のレンズを付けて撮影したもの。簡単にモニターを見ながら撮影したものが、2点の写真です。かなり、楽しいライティングが楽しめますので、試して下さい。この光る小町は、値段的には安いものなので、気軽に楽しめるはずです。



ミムラ写真研究所 No.4 簡単きれいな手作り撮影台作り方


 撮影台の作り方を説明します。使用するのは、北欧家具でおなじみのIKEAの洗濯物を入れるランドリーボックスと2mmのあつさのアクリル板を要するだけである。

 ランドリーボックスは、590円で購入したもので40×40センチ、高さは60センチ程度の大きさ。
 用意するアクリル板は、860ミリ×360ミリの大きさにアクリル板をカットします。なれない方は、この寸法でホームセンターで切断してもらった方がいいかもしれません。
 上から撮影するときにレンズのみを入れて撮影するアクリル板の大きさは、550×385ミリで作ります。ここで、気をつけることは、切断したアクリルの切断面をヤスリ等で丸く処理して下さい。アクリルをそのままで設置すると、ランジェリーボックスが破れてしまうことが多いからです。四隅の角は、最も危険なので、角は、少し、大きめの円の形にすること。
 ランドリーボックスのクロスしている金属の部分は、大きなクリップか金属の針金で固定してあげれば問題はありません。
 この撮影台の特徴は、上から撮影できるのと、横にしても撮影できることです。大きな方のアクリル板は、カットしたサイズでセットすれば、いい感じのL字のアクリルの板になり、すっぽりと収まるサイズです。開いている口の金属のかませればアクリル板もセットされる大きさです。
真上から撮影するのには、上から撮影すれば問題はありません。しかし、自分やカメラが写ってしまうのを防ぐためにアクリル板の小さい部分にレンズの大きさより大きめに穴をあけて完成です。
 後は、状況に応じて、上からの撮影や横からの撮影をすれば、ほぼ満足できるものは撮影できるので、ひとつ違うアングルがいろいろ考えられる撮影台です。


ミムラ写真研究所 No.3 簡単きれいな手作り撮影台


 ミムラ写真研究所

No.3 奇麗に取れる簡単に出来る撮影台
 写真をアップロードしようとしたら、3枚までしかアップロードできなかったので、作り方はNo.4で紹介することにします。
 No.2で紹介したフラッシュと組み合わせると、簡単に奇麗に小品の撮影が出来ます。セッティングの仕方は、アクリル板を、乳白のボックスにセットするだけで、フラッシュを焚けば奇麗に黒を基調としたカメラも撮影できるし、この撮影台のいいところは、コンパクトになり、持ち運び便利なところが最大のキーポイント。制作費も3,000円で出来るので、市販の高い撮影台よりも便利なところ。右の写真は、写すカメラが写り込まないようにレンズの大きさに乳白のアクリル板をくり抜いたものをセットした写真です。もちろん、バックに紙を敷けば、背景はセットできるし、左右に黒い紙などを置いて、写り込みの効果も付けることが出来る優れものである。
 窓際で撮影すれば、フラッシュの補助光もいらないで撮影できるが、人口光はあった方が撮影に融通が効くので、何か方法を考えるか、No.2を参照にして頂きたい。
 詳しい使い方と作り方は、No.4で写真入れで紹介することにしよう。

2008年2月12日火曜日

ミムラ写真研究所 No.2 フラッシュを楽しく使う道具。



 簡単に撮影できる物撮り撮影の道具 
 上の写真の物から説明。マンフロット社のフラッシュ用フリーアーム。キヤノンの三脚ネジア穴付きフラッシュシュー。マンフロット社のこのアームは、自由に変形してアームを好きなところにフラッシュ光源に稼働できる優れもので、元々はスタジオなどで使用する物であるから、大型のフラッシュを取り付けても問題がない物だ。少し力を入れて変形しなければならないが、変形させるとぐらつきはない。ねじは、大ねじなので小ねじのダボで変換しているのが真鍮部分である。そこに、ねじ穴のあるキヤノンのフラッシュシューを付ける。各メーカーで3,000から4,000円前後の値段だから、自分のカメラに合わせて買うのがいいと思う。
 フラッシュは、。今から20年も前のナショナルのストロボットという商品で、小さいながら補助光とメインフラッシュの2灯の部分が発光する。版権の問題で今は販売されていないようだが、便利なフラッシュだ。このフラッシュの接点は、真ん中の1点のみでカメラと同調する。もちろん、カメラには、フルオートマティクには連動しないが、絞りの値をカメラ側で設定したものと合わせておけば問題なく使用できる。もちろん、カメラ側の純正部品であればオートマティックに撮影することも可能だ。
 コードは、フラッシュからカメラ本体に接続できるものを購入しなければならない。少し高い間も知れないが、5,000から9,000円の範囲でメーカーによって値段はまちまち。フラッシュの接点が1点のものにして撮影するのは、持っているカメラがキヤノンだけではないので、このようなフラッシュを使用して撮影をしている。
 メーカーによってフラッシュの接点が信号を送るものが違うので注意したいところだ。フラッシュを作っているメーカーはほとんど同じところのOEMなのだが、送る信号が違うためだ。中心の接点は、単純にフラッシュの設定をカメラと同調させるものだから、1点主のであれば、カメラを問題なく使用できる。また、カメラのボディーに接点がないものであれば、この方法でカメラについているフラッシュシューに取り付けて撮影できるので、大型フラッシュでの撮影も出来ることになる。このようにして、自由に光の入る方向を決定できるのは、私に取っては優れものである。

2008年2月11日月曜日

ミムラ研究所作品 No.1 フラッシュの自作ディフーザー「フラッシュボール」




 ミムラ写真研究所 No.1 ディフーザーを制作する。
 キヤノンのグリップオンフラッシュの自作ディフーザーを制作してみた。一番上の写真は、キヤノンEOS1DsMark2の35mmカメラフルサイズのセンサーを搭載したもので、室内を撮影したものだ。レンズは、シグマ12〜24mmの広角ズームレンズの12mmの画角で撮影したもので、ディフーザーの効果を見るのに撮影したもの。フラッシュの角度は斜め45度の角度にして、全体的に光が廻るようにした。多少、周辺の四隅は光が若干、落ちているものの、光はよく廻っている。
 さて、このディフーザーの作り方を説明しよう。この元になるものは、コンソメスープの粉が入っていたもので、業務スーパーというお店で買ったもので、その空になったものを使用した。高さ110mm、直径85mmの乳白の入れ物で、入れ物の乳白の素材の厚みが程よいものなので使用した。100円ショップで素材を探していろいろ試してみたが、なかなかいいものが見つからなかったし、試しても見たが、よい効果が得られなかった。
 例に使用したフラッシュは、キヤノンの580EX。フラッシュの発光口に会わせて、ふたの部分をカッターで切断していく。意外に発光部のところは面積があるので、計るか、会わせてやや小さめにカッターで切り抜く。この際に素材が固いので、気をつけて切り抜かないと手をけがするので慎重に切り抜く。一カ所切り抜ければ、素材が樹脂なので、簡単に切り抜くことが出来るので、フラッシュの大きさに合わせながら切り抜いていくことがうまく出来上がる方法だ。切り抜いた部分の切断部分に紙ヤスリなどを掛けて切断面を奇麗にする。その部分にガムテープなどを張り、フラッシュの本体が傷つかないように調整をする。また、このガムテープは、切りすぎてしまったときのフラッシュ本体とのぐらつきを調整するにも役に立つのでフラッシュが程よく収まるように調整するといい。
 そうして出来上がったものが、ミムラ研究所の第一号の商品「フラッシュボール」である。コンパクトに折り畳めないが、市販で販売されているものより、ワイドに光が拡散するし、原価は、400円のコンソメスープのmのとを買うだけで、ガムテープの一部だけのものですむ
である。この手の商品はいろいろあるが、安いものでは、2,000円からあるが、その効果には、一長一短があり、あまりいいものはない。かといって、高いものがいいとは限らないので、自分で工夫しながら、フラッシュディフーザーを作ってみることをお進めしてみる。