ミムラ写真研究所: 1月 2009

2009年1月20日火曜日

カメラの評価は使ってみないと解らない


キヤノンのデジタル一眼レフカメラのテストレポートの矛盾。

 カメラのレポートは、カメラの使い慣れ方によってカメラに思い入れがでてしまうようである。先日、本屋で立ち読みをしたところ、キヤノンのEOS5Dmark2の評価らしきものとNikonD700が比べてある特集の記事を読んでみると、4冊ほど発売されていたのだが、評価はまちまちで、Nikonを使い慣れている者が書いたものには、Nikonが良いとの評価で、キヤノンを使い慣れている者は、キヤノンが良いと書かれてあった。
 この書かれてある基準が曖昧で、デジタルカメラの多様な機能の把握がプロの評価にも追いつかない面があるからだろう。そう考えると、間違いなくデジタル一眼レフを選ぶ本などと書かれているものは、偏見が多いと少し疑って読んでみた方が良いだろう。
 本来は、カメラの使い慣れたところや思い入れの話ではなく、いかに性能が優れているところを説明しなければいけないのに、いつの間にかNikonとCanonのカメラ対決になってしまうのは、スポンサーのためなのか、それとも読者のためのことなのか解らなくなってしまう。
 意外にweb等で判断した方が良い情報を得られるかも知れないと即くずく感じてしまった。