ミムラ写真研究所: キヤノンEF100-300mmF5.6のレンズテスト

2008年5月9日金曜日

キヤノンEF100-300mmF5.6のレンズテスト







キヤノンEF100-300F5.6のレンズテストと検証と性能

 このレンズは、キヤノンがオートフォーカスのカメラを出した頃のレンズである。このレンズは、中古で2,000円で購入した。購入した場所は、ハードオフ。レンズにゴミが入った状態で販売されていたが、レンズを分解してゴミを取り除いたら、問題なく使用できるレンズで、最近、シグマのアポレンズ70-300mmF4-5.6のレンズとタムロンの28-300mmF3.5-6.3のレンズ性能を試してみたのだが、フォーカスを合わせるのが遅い他は、写りの面では一番性能が良かった。300mmの遠景のマンションの撮影では、解放で撮影した一番上の写真なのだが、一番、シャープに細かいところも出ている。左面の激しい流れも見られないようだ。
 このレンズの設計は、無理に非球面を使わない自然な設計のレンズである。他のレンズよりも大きさは大きく出来ている。しかし、望遠で一番性能がよく、この設計で、レンズの一部に蛍石のレンズを組み込んでLレンズとして10万円での発売になったレンズの原型である。
 接写も意外に近づくことが出来て、画像はUDやLDなどのレンズを使用していないのに画像は一番結果が良かったのは、レンズ設計に無理がないことの他に、オートフォーカスのカメラを販売するにあたり、安めのレンズにもキヤノンが力を入れたもの作りをしていたからではないだろうか。花の写真を見て頂ければ、色や画像のシャープさが確認できるし、明るさも押さえてあるので、解放でもしっかりと像を結んでいる。
 最近、VRやISの機能のついたレンズが中心になって、ぶれ防止なしのレンズは人気がないが、レンズとカメラのバランスが良ければ、意外にぶれは解消できるのである。だから、レンズとカメラのバランスを考えながら、レンズを購入すると良いかと思う。
 

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