ミムラ写真研究所: リコーのR8とキヤノンEOSキスXの1010万画素を比較する

2008年9月11日木曜日

リコーのR8とキヤノンEOSキスXの1010万画素を比較する


















コンパクトカメラリコーのR8とデジタル一眼レフキヤノンEOSdisital KissXの1010万画素の画像を比較する。
 このカメラの2種類は,画素が1010万画素と同じ画素を持っているカメラで、センサーの大きさは面積比で6から7倍の違いがある。
 センサーの大きさでどのぐらいの画像の違いがあるかを比較してみよう。画像は,ベランダの蓮の花を撮影してみた。
 まず,違いがあったのはボケ具合である。リコーのR8で撮影した焦点距離は200mmであるが,ボケ具合は少ない。35.4mmの焦点距離なので仕方がないのだろうと思われる。しかし,キヤノンキスデジタルXの方は,50mなのだが,ボケる部分がピントの合っていないところでは,はっきりと解る。
 画像の方は,R8の画像もなかなか優秀だが,1010万画素の100%の大きさよりも,80%の大きさぐらいで処理した方がいい画像が作れる。KissXは、センサーの大きいせいか、100%の大きさより大きくしても,画像にデジタルのドットは出来にくい。300%の大きさなら問題がなく使用できるだろう。
 センサーの大きさは,やはり,画像に大きく影響することは間違いないところだ。ただ、デジタル一眼レフのゴミ処理を考えるとR8の様なカメラで,ゴミが入らなく,このスペックでセンサーがASPのサイズで,RAWのデータ処理が出来れば,いろんな意味で最高に使えクカメラになるのだろうと思えて仕方がない。
 デジタル一眼レフは,年に30%の勢いで売り上げを伸ばしているが,本当に使えるカメラの存在として,コンパクトと高性能を併せ持ったカメラの出現はまだ出てくる兆しはないようだ。シグマから1台は出ているが,単焦点のレンズでは,ライカの趣味的な撮影の仕方で,本当に万能とはいえないし,リコーの上位機種も広角が使えるというだけで,R8ほどの魅力は感じられないのだ現状だろうと思われる。
 画像の上にあるのがデジタルXで,下にあるのがR8の画像。

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